賃貸の手付金と定期借家
賃貸物件を借りるために手付金は必要か
マンションなどの賃貸物件を借りるときは、初めにいくつかの物件を下見して一番気に入った物件の申込を行うことになります。
申込の際には申込金と呼ばれるお金を預けることが一般的で、契約の意思を示すために払っています。
申込金を預かった不動産業者では契約に向けて準備を行うため、その物件の紹介をストップしなければなりません。
ただ申込金はあくまでも預けるお金ですから、契約がキャンセルになれば申込した人に戻ってくることになります。
一方の手付金ですが、本来は売買物件を取引する際に使われている言葉です。賃貸物件の契約で手付金という言葉を使う場合は、申込金ではなく契約を締結した後に支払う初期費用と捉えていいでしょう。
ただ不動産業者によっては申込金を手付金として扱う場合もあります。
売買物件の取引を買主側がキャンセルする場合は放棄しなければならないお金ですが、賃貸物件で申込金として預けたお金は返金されるので心配することはありません。
賃貸の契約方法のひとつ定期借家とは?
民間の賃貸に住んだことのある方の9割がたは定期借家ではなく期限の定めの無い通常契約です。
この定期借家は分譲マンションを購入したものの会社命令で5年間の転勤命令が出たりした場合に利用されることの多い賃貸形式です。
ここまで聞くと家主のみがメリットがあると思うかもしれませんが、期間限定で賃貸に出すのですから一般の賃料に比べやすく設定してあるケースがほとんどです。
ただし、定期という名の通り、一定の時期が来れば契約が終了して退去しなければなりませんので、借りるときは賃料の安さだけにとらわれず退去時のこともきちんと考えておく必要はあります。
また、定期借家は、基本的には当初の期間で満了し、延長が無いものが多いですが、転勤等が思いのほか伸びた場合等、無制限にとはいきませんが、両者の同意があれば、契約書を巻きなおして新たに期限を定め延長してすむことも可能です。
この契約方式は、一度賃貸に出してしまうと自分が戻りたいときに戻れないという大家さんの意向を大きく反映した「大家さん有利」の契約種別ですので借りる方は、特に小中学校に通うお子様がいらっしゃる家庭などでは年数等十分に注意した上で契約する必要があります。
◎2023/9/1
情報を更新しました。
>賃貸の敷金礼金をカットしてもらうことは可能?
>ゼロスタートの賃貸で費用を大幅に節約できる
>賃貸物件にはインターネットサービスが導入されているものが魅力
>賃貸ではアンテナの有無や設置の可否を確認する
>賃貸ではインフラ設備の充実から希望する物件を選ぶ
◎2017/6/30
住む際にかかるお金
の情報を更新しました。
◎2017/5/17
サイトを公開しました